誰かと心を通わせること。その物を指して、生きるって言うんじゃないかな
「君の膵臓をたべたい」のアニメ映画を公開初日に見てきました。
実写映画版の「君の膵臓をたべたい」を見てから、すっかり原作者・住野よるさんのファンになった私。
住野のよるさんの小説は全作読破しています。
「君の膵臓をたべたい」は1番大好きな作品ですが、原作と実写映画のどちらも素晴らしかっため、アニメ映画が公開されると聞いた時は、お腹いっぱいな感覚がありました。
ただ、いざ映画館に行くと、過去に原作や実写映画で何度も体感した時の感覚が蘇ってきて、見に行ってよかったと思いました。
実写映画はオリジナル要素が満載でしたが、アニメ映画は原作を忠実に再現していましたね。
実写映画では登場しなかった、
- 「共病文庫」の文字
- 「君の膵臓を食べたい」のメールが届いていたこと
- 恭子とのその後
などの要素が、しっかり描かれていたことは嬉しかったです。
そんなアニメ映画「君の膵臓をたべたい」を振り返ります。
信じてるって部分でもあるんですが、僕の近くにいる誰より膵臓を理解し愛してくださっているのは読んで好きだと思ってくださってるあなただと思っています。本当にありがとうございます。
— 住野よる (@978404105206_8) 2018年8月31日
原作は是非読んでください。
マンガ版もあります。
君の膵臓をたべたい 感想ネタバレ
「君の膵臓をたべたい」という作品自体の感想は上記の記事で書き綴っています。
アニメ映画はオリジナル要素は少なく、キミスイに対する私の印象が大きく変わるような要素はありませんでした。
よって、この記事ではアニメ映画のオリジナル要素について書いていきます。
ちなみに、原作と実写映画の違いは「君の膵臓をたべたい 映画と原作の違いまとめ ※ネタバレあり」にまとめています。
アニメの桜良もやっぱりかわいい
2015年に小説に出会い感動しアニメ化を企画。2016年にメインスタッフと出会い制作を開始。長い月日の中で様々な方と出会い、力を共にし、明日、皆様に届けられ幸せです。心に美しい春を咲かせられる映画、是非、ご覧下さい。劇場アニメ「 #君の膵臓をたべたい 」9月1日公開(製作P アニプレックス高橋 pic.twitter.com/aI2J4Ey38g
— 劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」公式 (@kimisui_anime) 2018年8月31日
実写映画では浜辺美波さんが演じた「山内桜良」
「君の膵臓をたべたい」の大ヒットに浜辺美波さんの演技力が貢献したのは間違いありませんでしたが、アニメの桜良も可愛かったですね。
「桜良は男を選べる立場なんだから」といったようなセリフが登場していましたが、間違いなくクラスの人気者の女の子でした。
登場するごとに髪型を変えて、イラストレーターの方も桜良の魅力を引き出していましたね。
映画の前半の桜良は常にフルボリュームで、図書館でそんなに大きい声を出していいものかと気になりました。笑
自転車のシーン
自転車横断禁止の商店街で、おばあちゃんが不良に絡まれていたシーンがありました。
改めて確認しましたが、こちらは原作にも実写映画にも登場しません。
それでも桜良のイメージとズレがないような行動だったので、全く違和感はありませんでしたね。
「死ぬ気でやれば何でもできるもんだね」
「その言葉、本当の意味で聞くの初めてだよ」
この会話は面白かったです。笑
病院を抜け出して…
私は今キミがここにいることが本当に嬉しい。だから、あと少しだけ、もう少しだけ、一緒にいて欲しい。
桜良の入院期間が延長した時に、病院に抜け出して花火を見に行ったシーンもアニメオリジナルです。
病院のシーンは大好きだったので、もう少し丁寧に描いて欲しい気持ちもありましたが、花火も素敵でしたね。
桜良が「お祭りにいきたかった」と語っていた伏線もありましたが、あんなに見事な花火なら、そりゃ見たいですよね!笑
アニメもオリジナル要素が割とあります〜。 https://t.co/6qsnNnFFG3
— 住野よる (@978404105206_8) 2018年8月29日
共病文庫と星の王子様
桜良の葬儀の後、「僕」が共病文庫を読むシーンでは、いきなりファンタジーな画風に切り替わり驚きました。
唐突すぎて、セリフが頭に入ってきにくくなったので個人的には否定的だったのですが、パンフレットを読むと「星の王子さま」を意識したシーンとのことでした。なるほど。
せめて星と星との間を移動する時のキラキラした効果音は消して欲しかったです。
住野よるさんのこだわり
映画のパンフレットに住野よるさんのインタビューが掲載されていました。
印象的だった箇所だけ、一部紹介します。
セリフは全て確認
セリフはどうしても気になる部分だったので、すべて確認をさせていただきました。
実際にいる子たちなので、彼らが言わなそうなセリフは言わせたくなかった。
オリジナル要素がちょこちょこあったアニメ映画ですが、全く違和感がなかったのは住野よるさんのこんな配慮があったから。
住野よるさんは他の作品も含めて、自分のキャラクターを愛している方だという印象があります。
原作と違ってもいい
基本的な僕のスタンスとしては、面白ければ原作と内容が違ってもいいと考えていました。
原作小説に描かれていないけれども、こういう出来事もあったのかもしれない…と原作の読者さんが感じる内容であれば違うことをさせてもいい。
実写映画がオリジナル要素満載だった背景には、住野よるさんのこんな想いもあったのですね。
原作ファンとしては、原作はお腹いっぱい堪能していたので、アニメ映画ももう少しオリジナル要素があった方が嬉しかったですね。
ただ、初めて見る方にとっては素晴らしい出来だったのではないでしょうか。
sumikaさんのファン
最初にオープニングテーマの「ファンファーレ」を聴かせていただいたんですけど、この「君の膵臓をたべたい」がどんな話なのか、ちゃんと打ち出してくださってて。
「僕」がどのように成長していくのかと言う内容を、とてもキャッチーな歌詞と曲で書いてくださっていたんです。
原作者として、というよりも、まず単純にsumikaのファンとして「いい曲だな」と思いました。
アニメ映画の魅力のひとつはsumikaさんの楽曲ですよね。
- 主題歌:春夏秋冬
- 劇中歌:秘密
- オープニングテーマ:ファンファーレ
どの楽曲も「君の膵臓をたべたい」を彩ってくれています。予告編を見ても楽しみでしたが、映画中でも楽曲が流れるシーンは胸が高鳴りました。
特に「春夏秋冬」は君の膵臓をたべたいのイメージにピッタリです!
住野よるさんのTwitterはフォロー推奨です。
アニメ公開前夜です。正直なところ、愛してもらえれば良いなとは思いますが、売り上げなんてどうでもいいと思ってます。ただただ、読者でいてくださる皆さん、これから読者になってくださる皆さんにとって良い作品でありますように願っています。
— 住野よる (@978404105206_8) 2018年8月31日
住野よる作品を楽しもう!
現在発売されている住野よるさんの著書は6作品。どれも住野よるさんらしい独特の言葉使いと心情描写が魅力です。
絶対に読んで欲しい大ベストセラー
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青春が終わる。
これは、喪失のその先の物語。
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