住野よる「かくしごと」感想ネタバレ 特別な能力なんていらない

住野よる かくしごと

5人のクラスメイトが繰り広げる、これは、特別でありふれた物語

帯に書かれた表現がぴったりの本作

重たいテーマはなくて、大きく心が揺さぶられるわけでもないけど、さらっと気持ちよく読める青春物語。

住野よるさんの最新作「かくしごと」はそんな作品です。

人はみんなそれぞれ”かくしごと”を持っているけど、この仲良し5人組がそれぞれ抱えている”かくしごと”はちょっと特別。

でも誰もが特別な能力を手に入れても、人ってそんなに変わらない。

暴かれる度にどんどん馬鹿らしくなっていく隠し事、どれも私たちが勝手に複雑なものだと勘違いをしていた。

そう、これはありふれた物語。住野よるさんの世界観が好きな人は絶対にハマる作品です。

住野作品の魅力は読み返すたびに面白さが増していくこと!

住野よるさんがが本作に残した”かくしごと”を振り返ります。

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京のかくしごと

この章の主人公は京くん。かくしごとは「相手の頭の上に浮かぶ「、」「。」「!」「?」が見えること。」

うん、一番使えない能力だ笑
相手の表情を見れば「!」とか「?」くらいは分かるしね。

そろそろ機嫌を直しただろうかと近づいていって撃沈するクラスメイトが何人かいたので、僕には頭上のあれが見えていてよかったと久しぶりに思った。

だから、頭上のマークはきっと「住野よる独特の表現」だと思っていて、34ページのこの文を読んで驚いた。「見えるの京くんだけなんだ」って。

三木さんの頭上に、大量のびっくりマークが浮かんだ。本当に、周りの人達の姿が見えなくなるくらい沢山の。

この世界ならではの表現が面白い。テスト期間なんてそこら中「?」だらけだろうな笑

さて、勘違いしていたのはここだけじゃない。

それは「ヅカ=赤塚くん」だと思い込んでいたこと。

「大塚君たち何してんの」

ヅカが自慢の腹筋を使って起き上がり「おお、パラ」と言った。

ヅカに、いや、大塚くんに伝え……といて。そんなんじゃ女の子も逃げるよって。

僕に何でそんな言い方をするのか分からなかったけど、頷くしかできなかった。

「おつかれ、大塚くんほっぺにネギついてるよ」

「おう、パラ、ありがとよ」

最初の文で「ヅカ=大塚くん」だと認識した私。次の伏線が出てきた時には何の疑いももっていなかった。というか普通に読んでいれば誰でもミスリードするぞ。

「なんか三木ちゃんね」

「うん」

「大塚君のことが気になってるらしいよ」

だからこのシーンの後、京くん落ち込んでると思ったら喜んでたんかいww 完全に騙されました。

「ミッキーがヅカのこと好き」って聞いておきながらミッキーに告白しようとしてたからどういうことかと思ったら、「ミッキーが自分のことを好き」って聞いていたんだね。

そりゃあ喜ぶわ。てか言えよっ!笑

「中学の頃は美形の女の子みたいな顔してて、男だけど宝塚入れるんじゃないのって言って、んで、ヅカ。本名高崎博文なのにね、ははっ」

ラストの方でヅカの本名が明かされたときは「あれ?」ってなりました。やられた!笑

それにしても話の中心である「ミッキーシャンプー変えた事件」はなかなか共感しづらかったな。

我ながら女の子の匂いの違いに気がつくなんて大分キテると思うけれど、気付いちゃったものは仕方がない。

そりゃあ確かに気になる女の子がシャンプー変えたら驚くだろうけど、風呂上がりでもなければシャンプーの匂いなんて気付かないでしょw

そりゃあキテると思うわ。ビリアンってのは香水並に匂いキツいシャンプーなんだろうな。

それでも京くんがいい感じに青春してるなってシーンは随所に見られて、

一時限目の古文が「いみじ」と「いと」の違いが重量となる問題が出て、これは三木さんが授業で答えたから完璧に覚えていた。

こことか凄い共感できた笑
うんうん、好きな人が当てられると凄い集中力発揮するよね!

でもやっぱり一番はこのセリフ

「でもアイス一個分の弱みは握れなかったね。」

「いいよ、お前にとっては百個分くらいの価値、あったろ」

ヅカかっけーー!こんなこと言われたら惚れちゃう!

他にも印象的だったのは京くん心情を表したこのシーン

宮里さんは、きっと僕がいけてる子達と同じものを身につけるのを恥ずかしがるように、そういう子達と同じシャンプーを使っていることに後ろめたい気持ちがあって、からかわれていると思ったのだろう。宮里さんの内気には、奥ゆかしさだけじゃない、自信のなさも、含まれていたんだ。

ここは凄い共感できた。きっとイケてない人にしか分からない気持ちだろうな。

頭の上に特大のびっくりマーク。嘘じゃない、冗談じゃない、社交辞令じゃない。本気でそう思っているんだ。

こうやって気を遣いすぎる京くんだからこそ、感情と行動と頭上の記号が一致する人が好きになるのはよくわかる。

 見ると、彼女は僕に向かって小さくガッツポーズをしていた。やっぱり、三木さんと仲良くなると、皆変な人になるんだ。

最後にエルが小さくガッツポーズした理由がわかるのは、最終章までのおあずけ。

 

ミッキーのかくしごと

人が最も悩むのは人間関係、なんていうけど、人間関係なんて簡単だ。そんなの、心臓のところに見えるシーソーみたいなバーのバランスをちょうっとプラス側に傾けてやればいい。最初は心を閉ざして、私の猛攻にドン引き、バーはマイナスに傾いてても、愛の重さでプラスにする。それだけのことだ。

なんかいきなり名言飛び出した!と思って大切にメモったら、なんてことはないミッキーのかくしごとでした。感動を返せ。

章ごとに主人公が変わるシステム。第2章の主人公はミッキー。かくしごとは、相手の感情がプラスに傾いているかマイナスに傾いているか見えること。

うん、直球なミッキーには不要な能力だ。

唯一、バーがプラスにもマイナスにも傾かないのがパッパラパーのパラ。バランスも取らずずっとくるくる回っている。

もう一人、バーが傾かないのがヅカ。ヅカはプラスにもマイナスにも微動だにしない。

私と話す時、ヅカはいつもそれだ。少しくらい心動かしたってよくない?

ミッキーがつらいのは「マイナス」じゃなくて「無関心」だろうな。

「えー、あ、ブラ?えー、乙女の秘密」

「すごい開放感。空飛べそう」

2章はミッキーとノーブラのパラを中心に進む。

「ノーブラはミスリードのつもりだったんだよ。胸押しつけたのは、ほら、私、やれることはなんでもやっとこう派だから。」

「ノーブラがミスリード」はさっぱりわからない。

ノーブラが開放的かどうかもわからない。

「んなこと言うけどさー。頭が重くなるような問題だよ、一生の問題だもん」

「ノーブラにしたら?体だけでも軽くなる」

ミッキーの悩みは進路。いかにも学生らしい。

たかだか10数年の人生ではっきりした目標設定なんてできるわけないし、決めたとしても間違ってることも多い。

だから学生が進路に迷うのは当然だ。そして、避けては通れない道だ。友達(ヅカ)がはっきりした進路を決めているのを見て焦るのも学生らしい。

くっそう、進路も、どれが自分にとってプラスでどれがマイナスか、バーが見えたらいいのに。恋人のことにも友達のことにもさして悩まない私をここまで悩ませるとは、進路って奴は強敵だぜ。

人間関係に全く悩まない学生時代ってどんなに気楽なんだろうな笑

好きなことを好きって言うと笑顔になれる。

「人生なんてさ、やりたいことだけやっててもきっと時間足りないんだ、やりたくないことやってる時間なんてないさ」

大丈夫、私の大好きな三木ちゃんが選んだ道なら間違いはないよ

パラのセリフがすっごい好き。イケメンか!ノーブラだけど!

こんな恥ずかしいこと言われたら嬉しいだろうな。学生じゃなくても何歳でも嬉しい。

私の場合何か目標を見定めて脇目もふらず全力疾走って方法でここまで色々と成功してきた

でもどれだけ長期的な目標設定するよりも、やっぱりこんな生き方が理想だなぁ。さすがヒーロー。

そんなヒーローも京くんとエルがいい感じだと思っているから面白い。しかもそれに気付かないヅカのことをにぶいと思っている。うん、にぶいのはお前だ。

「体育館来たらいいのに」

「俺が行ったら色が変わるだろ」

何気無く放ったこのセリフの謎は後々明かされます

 

パラのかくしごと

第3章の主人公はパラ

こういった観察眼ありすぎるキャラが能力をもつと最強。パラのかくしごとは「みんなの鼓動のリズムがわかること。」

だからといって全て計算でうまくいくわけではないことを第3章は教えてくれる。

こういった観察眼が鋭い人に憧れたこともあるけど、「自分には合わないな」って、今はそんな気持ちは消え去った。

人の鼓動を見ることの出来る能力を持った私は、自らの鼓動も観察可能であるが故に、それを一定のリズムに保つ癖を持ってしまった。そのくせは私を冷静にする。

ある意味、自分の能力に振り回されているのがパラ。そういえば、能力の対象に自分が含まれるのは初めてのパターン。

そんなパラは仲良しの4人に対して偏った感情を持っている。

大好きなのはミッキー、京くん、エル。

パラ→ミッキー

本当に嬉しそうに私の肩を揺さぶる三木ちゃんの心のリズムは、今ここにいる誰よりも速く強くなっていた。それを見るだけで私の口元に笑みがこぼれる。

パラ→ 京くん

実は、本人の口から三木ちゃんへの想いを語ってくれたことは一度もない。けれど、そんなの私の能力がなくたって丸わかりだ。好きな誰かの為にこれだけ心を動かせる彼を、私は気に入っている。

パラ→エル

宮里ちゃんは、いい子だ。私みたいに、自分を偽って皆を騙している人間とはわけが違う。

一方で、心を閉ざした(?)ヅカと自分のことはひどくきらっている。

パラ→ヅカ

私だけが彼の本性を知っている。私と同じように、彼の内面は、冷たく濁っている。そんな人間を好きになることは、出来ない。

パラ自身

またも、自分勝手なことを平気でしようとした自分が嫌になり、そうして、何も言えなくなってしまった。

「三木ちゃんは、こんな奴と喋っちゃいけないんだよ」

「素直」か「打算的」かでここまで偏るものだろうか。パラはあまりにも早く大人になっていて、あまりにも自分を傷つけすぎている。

ああ、人の心のリズムが分かる能力なんていらなかった。代わりに、自分と、それから誰かの涙を止められる能力を貰えていたらどんなによかっただろうか。

5人のかくしごとで唯一能力を後悔しているのがパラだ。

そんなパラだからこそ、こんなにも素敵なセリフを言えたのだろう。

だって私は、面倒臭い思考に生きる自分が嫌いな私は、信じたいのだ。想いこそが、人と人との関係性を決める最も強いものであり、すべての事情を飛び越えるはずだと。

そうじゃないんだよ。本当は私だってそういう人間になりたいよ。損得なんて考えない人間になりたいし、やりたいことだけ迷いなくやれる人間になりたい。でも、実際の私はそうじゃない。私の言葉や、行動は、私がなりたい私に過ぎない。本能の私じゃ、ないの。

理想に近づくために、自分を偽って行動するのは誰しも経験があること。だからこの部分はすごく共感できた。

で、そんなパラの気持ちを楽にしたのが、”気に入らない” ヅカだから面白い。

ヒーローになりたいから、不登校のクラスメイトの家に突っ込んでいったりするわけで、なんつうかな。それって結局、ヒーローの行動だと思うんだよ。自然体とは違うけど、かっこいいじゃん。

パラの胸にはすっと飛び込んだんだろうな。自然に自然に振舞おうとして、振舞えるはずないもの。

それにしても、王子様の心はもうちょっと動いてもいいんじゃない?笑

ところでこの章ではパラがやたらとヅカにくっつくんだけど、そのときのエルとヅカの反応が面白い。

私は王子様にあーんしてあげたり逆に催促したりして時を過ごした。三木ちゃんは笑ってくれてたけど、宮里ちゃんなんかは微妙な顔をしていた。

パラは「エルが良識的だから」と納得していたけど、エルからするとパラからヅカへの矢印が全く伸びていないのにエルがそんな行動をするのが理解できなかったんだろうな。

ヅカに告白した女の子の矢印ははっきりしていたらだろうからなおさらだ。

「パラ、悪いけど、今日からはあのノリやめてくんね?」

もちろんヅカがこんなお願いをしたのも、例の女の子の怒りのマークが日に日に強くなっていたからだろう。

観察眼が鋭いパラだけが状況を理解できていないというのも珍しい。

 

ヅカのかくしごと

第4章の主人公はヅカ

  • 『喜』のスペード
  • 『怒』のダイヤ
  • 『哀』のクラブ
  • 『楽』のハート

ヅカのかくしごとは相手の感情がわかること。

トランプのマークでわかるなんてなかなかおしゃれだ。

思えば恋愛ごとに限らず、俺は能力のせいかなんなのか、自分と相手をフラットに見るようなところがあって、そこにおせっかいや気遣いが一つからめば自然と自分の意思より相手の意思を尊重してきた。

パラと同じで、ヅカも自分の能力がプラスだとは考えていない。でもパラと違って、ヅカはマイナスではなく常にフラットだ。

そんなヅカが周りの友人に影響されて、少しづつ心変わりしていくのが4章

4章では「クッキーの隠し味を教えなかったことを後悔している」「大切な友達(=京くん)を取られたくない」という、エルのなんとも可愛らしいかくしごとを中心に進んでいく。

いつもなら、俺に出来ることだけやって、分からないことには手を出さない方が相手の為って思うんだ。でも今回は、なにかあるんなら、解決したいって、相手の都合じゃなく、俺が勝手に思ってる。

友情なのか、恋なのか、微妙なラインで進行するのが住野よる作品らしい。

相手のことを第一に考えて助けてやろうっていう上から目線で王子様な君を、私は最近割と嫌いじゃなかったんだけど。宮里ちゃんには、そうじゃない、一生懸命な君の方がいいかもしれないね、ヅカ

パラに初めてそのあだ名で呼ばれた。何故かこの日から後、パラは俺を王子様とは呼ばなくなった。

そんなヅカの変化をパラも喜んでいる。パラがヅカを「王子様」と呼んでいたのは悪い意味もあったんだね。

皆が、エルに助けられてる。だから、変わらなくていい。本当はちゃんと傷つきたかったんだ。どういうふうに考えたらよかったのか。それを、エルに学ぼうとした。

それでもやっぱりヅカはクールでカッコよすぎるから好きになれない。若者よ、もっと悩め笑

少しだけ、マークだけじゃ分からないあいつの気持ちが分かる気がした。あ、また一つ、気がついた。そうか、誰かのためなんじゃない。俺はこれを見るのが嬉しいんだ。

そう気づいて、ようやく、あの時の先輩の声が耳元から消えた気がした。

この章の結末も素敵な流れなんだけど、綺麗すぎるのが残念。人気投票でヅカが最下位だったみたいだけど納得だ。

なお、「ミッキーとヅカが中学時代にちょっとだけ付き合っていたこと」

「ミッキーとヅカが今はなんらかの恋愛感情を抱いていること」が明かされている。

ちょっとだけ気になったのはトランプのマークの色。

だったら、見間違いかもと思った。

色が同じだ、『喜』のスペードと見間違えたのかもと。

第2章でヅカがいっていた、「俺がいったら色が変わるだろ」はやはり能力のことでした。

 

エルのかくしごと

「他人の恋心が分かる」
思春期の男女には最強の能力を持っているエル

どうして私には人の恋心が見えるんだろう。邪魔だと思ったことはないけど、役立つなんて思ったこともない。

確かに、うまく活用することは難しそう。

自分がその能力を持っていてもニヤニヤすることくらいしかできないかな。

10年後の友人に宛てた手紙をめぐる攻防の末、ついに京くんとミッキーがハッピーエンドを迎える。

『君の膵臓をたべたい』もラストの手紙にやられてしまったが、住野よるさんは手紙を書くのが本当にうまい。

いや、もしかしたら本音を書き出せる「手紙」というツールが最強なのかもしれない。

自分なんて、自分なんか、そんな風に重いながら私だって生きて来たから。もちろん他の皆にだってコンプレックスがあることくらい知ってる。でも、私や京くんはどうしてか、生まれつきかなんなのか、その部分を大変に大きく持ってしまった。

誰もがコンプレックスを抱えながら生きているから、エルの気持ちには共感するところが多かった。

「ミッキーを他の誰かに取られるの、やだな」

どうしてそんなことを言ってしまったのかと、私はすぐに後悔した。けれど、どこかで、本心を言えてしまえたことを嬉しくも思っていた。

ここの描写がすごい好き。自分も本心を素直に吐き出すのが苦手だったから、

本音を言えた時に嬉しくなる気持ちはすごくよくわかる。

そして、エルがとても可愛らしい勘違いをしているのがなんとも微笑ましい。

「そういえば友達になってから一度もヅカくんの矢印を見てないです。」

「あとその時までには自分に向いた矢印を見れますように!」

この能力はきっと自分に向けられた矢印は見えないんだね。ヅカからの矢印が全く伸びていないことはありえないから。

だから、矢印が伸びてこない相手から告白された時のエルの表情がとっても楽しみです。

か「」く「」し「」ご「」と「 感想

例えば全員に私みたいな能力があればそんなすれ違いはなくなるのだろうかと考えたけど、余計に深読みが効きあたふたする自分達しか思い浮かばなかった。

住野さんがこの作品を通して一番伝えたかったのはこのことなんじゃないかと思う。

誰もが特別になりたがっている。でも特別な能力を手にしたって世界は変わらない

そんなことを『かくしごと』は教えてくれます。

もし選べるならエルの能力を手にしてひたすらニヤニヤしていたいけど笑

眩しくて時に切ない、共感度No.1の青春小説 

「この話を読んでずっと共感していたのか?」というとそうでもないけど、5人いるからその中の誰かに感情移入した人は多いんじゃないかな。

私はエルのコンプレックス持ちなとことか、パラの冷静な自分が嫌いなところが共感できました。

そんな悩む僕たちにパワーをくれたのがヅカのこの言葉

皆が、エルに助けられてる。だから、変わらなくていい。

みんなそれぞれ良さがあって、それぞれ助け合っている。「だから変わらなくていいんだよ」って思うとちょっぴり楽な気持ちになれます。

ミッキーのような素直さやパラようなの観察眼を羨ましく思ったことはあるけど、いまは「自分らしくいよう」って素直に思います。

もうひとつ心に残ったのはこの言葉

「人生なんてさ、やりたいことだけやっててもきっと時間足りないんだ、やりたくないことやってる時間なんてないさ」

そう、時間なんてないんだから、やりたいことをやろうって改めて思いました!

住野作品はほんと大好きだなぁ。

『君の膵臓をたべたい』に出会ってから、わずか4日間で全作読み切っちゃいました!

次回作も楽しみです♪

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住野よる作品を楽しもう!

現在発売されている住野よるさんの著書は6作品。どれも住野よるさんらしい独特の言葉使いと心情描写が魅力です。

絶対に読んで欲しい大ベストセラー

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幸せってなんだろう。
ちょっと見つめ直してみませんか?

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特別にみえてありふれた物語
高校生らしい感性が蘇ってきます。

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青春が終わる。

これは、喪失のその先の物語。

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住野よる史上いちばんキュートな主人公
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